桜線(さくらせん)は神奈川県の横浜駅と同県の金沢文庫駅を結ぶ首都圏環状急行
電鉄の鉄道路線である。旅客案内上は「さくら線」表記であり本来の表記は使用
されることがほとんど無いので、さくら線表記とする。

現在建設中の環状線が開業した際に、現在の区間を神奈川新町駅と金沢文庫駅の
区間に変更する予定である。

概要
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横浜から上大岡を通り南下し、金沢文庫へと延びている。自社線内全路線と相互直通
運転を行っている。

路線データ

区間:横浜〜金沢文庫

軌間:1435mm

駅数:8駅(起終点駅含む)

複線区間:全線複々線

電化区間:全線(直流1500V)

保安装置:ATS

最高速度:130km/h

運行形態
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原則的に10分サイクルのパターンダイヤが組まれており、朝ラッシュ後から夜までは
1時間に1本の間隔で、有料ライナーのかがみライナーが運行されている。

全線が複々線となっており、内側2線が優等専用、外側2線が普通列車専用となって
いる。ただし、例外もある(特に回送や臨時列車)。

上記の通り全線が複々線となっており、普通列車と優等列車が別々に運行しているが、
横浜・上大岡・金沢文庫以外の駅では片方が遅れた場合でも、正常運転している方の
列車は到着・発車を待たない。ただし、大幅な遅れが発生した場合など、例外もある。

ほぼ全ての列車が自社の各線に直通している。

現行ダイヤにおける拠点駅の1時間当たり運行本数は、横浜駅では日中19本、平日
朝のピーク時で54本である。

列車番号

列車番号は5桁の数字の末尾にアルファベットを加えて表される。アルファベットは
各所属路線ごとの車両を使用する運用により異なる(かがみ線はK、さくら線はS、
みさき線はM、はるひ線はH、かいと線はK)。ただし、かがみライナーのアルファベットは
KLとなる。なお、同一の番号を振るべき列車が複数ある場合は、A・B・Cを末尾に追加
する。

付番方法は、数字の万の位と千の位は列車の始発駅発車時刻の「時」が使用され、
下3桁は編成ごとの運行番号を表す。

運転中に編成の増解結を行う列車については、併結・分割ともに番号をそのまま
使用する(例:12001M+12003M)。なお、番号が重複する増解結ダイヤの場合は末尾に
A・B・Cを加える(例:12001M+12001M→解結後12001M列車と12001MA)。

列車種別
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現行の列車種別

2009年3月現在は以下の4種別で構成され、日中はライナー・快特・普通の3種が運行
されている。停車駅についての詳細は路線図を参照。また、優等列車は種別ごとに種別色(路線図参照)を定めており、英語での案内にはその色を用いる場合もある。

かがみライナー

毎日運転されている。運行時間は9時頃から23時頃までで、毎時1本で運行している。
なお、長距離旅客に対し着席を保証している列車であり、所要時間自体は快特とほとんど
同一である。

この列車に乗車するには乗車券の他に着席整理券(300円)が必要だが、終着駅の1つ
手前の駅からは乗車券のみで乗車することができる。特急形の車両が使用されるが、
遅延が発生している場合などは通勤形の車両が代走することもある。そのような場合
には着席整理券は不要で乗車できる。なお、遅延が発生した場合などでも原則的に
停車駅はかがみライナーの停車駅で運行される。

なお、かがみライナーは愛称であり、正式な種別名はライナーである。

快特

快特は、乗車券のみで乗れる列車では最も停車駅が少ない。種別色から、Green
Limited Express, Green Train と称される場合もある。

日中の快特は10分間隔で運転されている。両数は基本的に8両編成で運転されるが、
一部の列車は16両編成で運転される。また、短い編成も多少ある。

24時間通して運転されている。

全ての形式が快特ダイヤに入る。

特急

特急は、朝ラッシュ時のみに5分間隔で運転されている。両数は基本的に8両編成で
運転されるが、一部の列車は16両編成で運転される。また、短い編成も多少ある。

全ての形式が特急ダイヤに入る。

普通

普通は各駅に停車する。日中は5分間隔で運転されている。両数は基本的に4両編成
だが、ラッシュ時などには長編成の普通列車も運転される。

24時間通して運転されている。

全ての形式が普通ダイヤに入る。

歴史
--------------------------------------------------------------------------2008年(平成20年)12月27日 さくら線、かがみ線(春日部〜鷲宮)開業

その他
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全線が地下を通っているが、トンネル内径が広く非常時に列車側部に脱出することが
可能なため、運転室正面に貫通扉を装備していない車両でも走行することができる。
また、幌同士を繋げていない併結運転もできる。